トリクルトリル音声作品「おしえごカノジョ」発売中
雑記

2016年のこと

※このコンテンツは以前運営していたサイトの記事のアーカイブです

まず最初に、今年の博麗神社例大祭、および東方紅楼夢にて、当スペースにきてくださった方、誠にありがとうございました。
Twitterのほうでもお礼を申し上げたりしていたのですが、あらためて感謝申し上げます。

で、気づけば、2016年が終わろうとしていました。今年はなんか気づいたらあっという間に過ぎていた気がします。とくに後半。
今も絶賛あっというまに過ぎ去り最中なのですが、せめて今年1年、なにをしていたのかという記録だけはきちんと残しておきたいとおもいます。

紹介の順番は、発売、あるいは頒布した順になります。

ひとつめ

3月にensembleさまより発売されました「乙女が彩る恋のエッセンス」

乙女シリーズにシナリオとして参加するのは3本目ということで、今回も可愛い主人公と可愛いヒロインたちのお話を書かせていただきました。
一言で説明するなら「みんな可愛い! でも主人公はもーっと可愛い!」というこのシリーズですが、今作においては、これまでの乙女シリーズのキャラがゲスト出演する、というサプライズがあり、シナリオを書いているときも「やだ、この子たちとまた会えるなんて……」とか思っていたりしました。
ロンド、アリア、エッセンスとシナリオを紡いできましたが、まさかこんな瞬間が待っていようとは、シナリオを書いているほうもサプライズな感じでした。
作品の垣根を越えたキャラ同士の会話があると、それによって引き出される魅力や発見もあったりして、楽しいけど難しいけど楽しい、という気持ちでいっぱいです。
また、こちらの作品では「乙女が奏でる恋のアリア」に引き続き、ヒロインのボイスつき抱き枕カバーが制作されましたが、水瀬はイーリスこと「牧瀬皐月」の抱き枕カバーのボイスシナリオについても、あわせて担当させていただきました。
いわゆる「あまやかす」タイプのヒロインを担当することは多い方だと思いますが、皐月様の場合は、王道であるようでいてトリッキーな感じもあるタイプだと思います。あくまでも水瀬の中で、になってしまいますが。

ふたつめ

5月の例大祭にあわせて制作、頒布した水瀬の個人サークル「トリクルトリル」の音声作品「パチュリーの赤ちゃんになる魔法」

これはもう説明不要というか、「あまえたい!」「しゃぶりたい!」という気持ちフルスロットルでこしらえた一品になります。
見込みが甘くて80分に収まりきらず、音楽CDではなくデータCDで頒布することになったり、おまけで防水ステッカーを作ってパチュリー印のほ乳瓶を作ってみたりと、いろいろと好き放題やってしまった感じがあります。
来年の例大祭に関しては、ちょっと参加できるかどうかの状況が怪しいというか、サークルとしての参加はかなり厳しい状況になっていますが、もしも、万が一、なんとか時間がとれるようであれば、こじんまりとしたものでも制作したり委託したりできらたいいな、と思っています。

みっつめ

6月から順次発売された「ダキカノ」シリーズ。

これは『抱きしめたくなる、いちゃラブ彼女』をコンセプトに、シチュエーションボイスと抱き枕カバーをセットにしてお届けする、という作品になります。
第1弾の「逢坂真奈美」にはじまり、その後も「東條琴音」「隈川由紀」「乃木坂舞」「宮内千鶴」と、第5弾まで個性豊かな女の子たちの、あんなシチュやこんなシチュのシナリオを担当させていただきました。こうしてバナーを並べてみたらまるで1本のゲームのような豪華さに。
このシリーズは「抱く枕と一緒に楽しむ添い寝ボイス」というよりも「ヒロインとのシチュエーションを楽しむボイス」という感じの方向性になっている気がします。
ちなみにシリーズ途中からは「あなたの名前を呼んでくれるラブラブプラスバージョン」というものもくわわりました。
こちらはシステムボイスだったり、短編のドラマだったりのなかで、指定した『あなたの』名前を呼んでもらえる、というラブいっぱい夢いっぱいなものになっています。

そして、すでに予約の受付がはじまっていますが、来年からは「ダキカノセカンドシーズン」が始まることになりました。

第6弾は「家庭的×世話焼き×幼馴染み」一ノ瀬 唯ちゃんで、もちろんこちらのシチュエーションボイスも、水瀬が書き下ろしさせていただいてます。※上記は自動更新バナーなので、この記事を閲覧する時期によっては「一ノ瀬唯ちゃん」ではないかもしれません。
彼女からの告白シーンや、その告白までの日常シーンも描いていたりと、これまでのダキカノに比べると、さらに「彼女」を身近に感じてもらえるような、そんな構成になっているのじゃないかな、と思いますので、ぜひお楽しみいただけたら幸いです。

よっつめ

kissさまより10月に発売されました「カスタムメイド3D2 キャラクターパック 健康的でスポーティなボクっ娘」

これは、自分で好きなメイド、理想のメイドを作ってあれこれしちゃえるという夢のようなゲーム「カスタムメイド3D2」のアペンドディスクで、これを追加することによって、可愛い可愛いボクっ娘メイドが作れるようになる、というものです。
水瀬はそんなボクっ娘とご主人様のやりとり=テキストの一部を担当させていただきました。
最初「ボクっ娘」と聞いてどんな雰囲気の子なのかな、と思ったんですが「健康的でスポーティー」というテーマ通り、やんちゃすぎるわけでもなく、ボーイッシュというわけでもなく、人によっては「あれ、こんなに健気で可愛いの?」と思ってしまうぐらい、乙女な性格になっているのではないかな、と思います。
また「カスタムメイド3D2」シリーズは、昨今よく話題になるVR関係にも対応していて、環境を整えるのはちょっと金銭面的にハードルが高いですが、乗り越えた先には桃源郷が待っているらしいとのお話です。

いつつめ

11月にensembleさまより発売されました「乙女が彩る恋のエッセンス~笑顔で織りなす未来~」

これは、ひとつめに紹介した「乙女が彩る恋のエッセンス」のファンディスクにあたる作品になります。
ファンディスクに携わるのは「乙女が奏でる恋のアリア」に続き2作目になりますが、本編が終わった後のお話を考えるというのはなかなか大変なもので、どのような内容にしようか、という部分は、ある意味本編以上に思案のしどころでした。
もちろん本編で結ばれた二人には幸せな未来が待っているのですが「笑顔で『織りなす』」というタイトルの言葉通り、ふたりの、あるいはそれ以上の人たちの笑顔によって幸せが紡がれていく――そんなお話になったのではないかなと思います。
また、ファンディスクの発売にあわせるかたちで制作された、本作ヒロインのひとり「氷堂芹香」の抱き枕カバーの特典ボイスについても、シナリオを担当させていただいています。
芹香ちゃんはなでなでしたいですね。かわりにその分ぺろぺろされる気がしますが。

まとめ

ざざっと紹介しましたが、今年関わった作品は以上です。
こうして振り返ると、けっこういろいろやっていたんだな、というのが正直なところ。

抱き枕用ボイスを含めると、相変わらずの音声作品率の高さ。
ただ、これまでは「もとから存在しているキャラクター」の作品が多かったので(たとえば、ゲームの予約特典のドラマCDや、抱き枕の特典ボイスドラマなど。パチュリーの音声作品も、二次創作になりますから)ダキカノのような「完全オリジナルのキャラクター」のボイスドラマシナリオ、というのは自身にとっては珍しく、いろいろと試行錯誤していました。
「ゼロから作る」ということは「キャラの個性を委ねられている」ということにもなりますので、毎回大まかなテーマのもと、どのような口調にしようか、どんなふうに甘える子にしようか、あるいは甘えさせる子にしようか、といった部分を含めて、あれこれと考えながらシナリオを組み立てていました。
まさかのセカンドシーズンが始まるとは驚きですが、こちらのほうも、重ねてよろしくお願いいたします。

今年は、この「ダキカノセカンドシーズン」以外、いまの段階でお話できる来年の予定というのはとくにないのですが、情報が公表され次第、Twitterなどで告知できればと思います。

今回の画像は、カスタムメイド3D2より、うちにいるメイドさんのひとりのスクリーンショット。
この画像ではしていませんが、メイドを作るとメガネ率が高くなる傾向があるほうです。あとストッキングかタイツ。